〔インサイト〕金現物、ほぼ変わらず=中国は休場(3日)
2014年2月3日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間3日朝方の金現物相場は、ほぼ変わらずで推移している。先週は週間ベースで6週間ぶりの下落を記録した。中国市場は春節(旧正月)で6日まで休場。主要な取引拠点である香港市場は、今週は3日のみ休場となる。
トレーダーらは、中国市場が取引を再開するまでは、市場の注目は新興市場の動きになると予想。米経済成長と、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和縮小が、新興市場からの資本流出を招いている。
OCBCのアナリストらは「米経済見通しが明らかに上向いているものの、依然として世界的な景気回復をめぐる不透明感が、2014年の金相場のトレンドを判断する上で欠けているパズルのピースになっている」と指摘。新興市場でさらなるトラブルが生じれば、安全資産としての金の魅力が増すかもしれないとした上で「中国の金需要の予想外の増加がもし持続すれば、少なくとも現時点では1オンス=1200ドル付近で金相場を下支えるかもしれない」と述べた。
金現物は0744GMT時点で、0.09ドル(0.01%)安の1オンス=1243.1ドル。金は先週2%下落し、12月20日までの週以来の値下がりとなった。
中国需要は年明けから1月最終週までは強かった。旧正月に向けて、贈り物や幸運を招くアイテムとして買われた。(了)
[時事通信社]
トレーダーらは、中国市場が取引を再開するまでは、市場の注目は新興市場の動きになると予想。米経済成長と、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和縮小が、新興市場からの資本流出を招いている。
OCBCのアナリストらは「米経済見通しが明らかに上向いているものの、依然として世界的な景気回復をめぐる不透明感が、2014年の金相場のトレンドを判断する上で欠けているパズルのピースになっている」と指摘。新興市場でさらなるトラブルが生じれば、安全資産としての金の魅力が増すかもしれないとした上で「中国の金需要の予想外の増加がもし持続すれば、少なくとも現時点では1オンス=1200ドル付近で金相場を下支えるかもしれない」と述べた。
金現物は0744GMT時点で、0.09ドル(0.01%)安の1オンス=1243.1ドル。金は先週2%下落し、12月20日までの週以来の値下がりとなった。
中国需要は年明けから1月最終週までは強かった。旧正月に向けて、贈り物や幸運を招くアイテムとして買われた。(了)
[時事通信社]
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