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〔インサイト〕金現物、下落=利食い売りに(18日)

2014年2月18日

   【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間18日朝方の金現物相場は、トレーダーが最近の上昇を受けた利益確定売りを出す中を下落している。ただ、米ドル安と世界経済成長への懸念を背景に、3カ月半ぶり高値水準からそれほど離れていない。
 金相場は年初来で10%高。17日まで3営業日続伸していた。
 金現物相場は0732GMT時点で11.18ドル(0.84%)安の1オンス=1317.31ドル。一時は2013年10月31日以来の高値となる1332.10ドルを付けた。
 ある香港を拠点とする貴金属トレーダーは「金、銀とも勢いがよいので、下落は浅く、下支えられるとみるべきだ」と語った。
 同トレーダーは、相場が17日の高値水準を上抜けた後で一部の投資家が売り始めたと指摘。1305ドルから1318ドルの間で買いが戻るだろうと述べた。
 インドのチダムバラム財務相は17日、金の輸入規制の緩和を検討すると述べたものの、経常赤字を膨らませない意向も示した。
 中国では、上海黄金交易所の純度99.99%の金塊のプレミアムはオンス当たり約4ドルと、17日の7ドルから縮小。最近の上昇の後で買いが一服した格好。(了)

[時事通信社]
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