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〔インサイト〕金現物、半年ぶり高値=ウクライナ情勢、中国経済懸念で(13日)

2014年3月13日

   【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間13日朝方の金現物相場は3営業日続伸、一時は半年ぶり高値を付けた。緊迫したウクライナ情勢や中国の景気減速懸念を背景に、投資家がリスクヘッジとして金を買い求めた。
 金塊は経済や政治が不透明な情勢の際には安全な資産の逃避先とみなされており、そのような時期には株式など、よりリスクが高い資産よりも投資家に好まれる。不透明な世界情勢を受け、金相場は今年に入って14%上昇している。
 中国における最近の債券デフォルト(債務不履行)と弱めの輸出統計が株価や非鉄金属相場を押し下げた。13日に発表された同国経済指標では、1~2月の都市部固定資産投資、小売売上高、鉱工業生産の伸びが軒並み数年ぶりの低水準だった。
 金現物は、0737GMT時点で0.4%高の1オンス=1371.76ドル。前日は1.3%上昇した。この日は一時、9月10日以来の高値となる1374.85ドルを付けた。過去2営業日では、テクニカル要因による買いも相場を支援、1355ドル付近の最近の高値を上抜けたことで買いに勢いがついた。
 HSBCのアナリストらは「金塊(相場)のテクニカル的な突破を踏まえれば、目先は利益確定売りのリスクがあるかもしれない。東欧情勢の緊張がエスカレートしなければだ。地政学的イベントは金相場に、明白だが時には短命に終わる影響を及ぼし得る」と語った。
 ロイター通信のテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、金は1375~1377ドルの上値抵抗線に直面しており、これを突破すれば8月28日の高値1433.31ドルに向けた道が開くだろうと述べた。現時点で金相場を動かす最大の材料はウクライナをめぐる欧米とロシアとの対立だ。世界最大の金ETF、SPDRゴールドトラストの保有高は12日、1.50トン減少した。減少は2月19日以来。(了)

[時事通信社]
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