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〔インサイト〕金現物、安値から戻す=ウクライナ情勢で安全資産需要(12日)

2014年5月12日

 【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間12日朝方の金現物相場は、一時1週間ぶり安値に下落した後で値を戻している。ウクライナ情勢の緊張がエスカレートしていることを背景とした安全資産としての金需要が相場を押し上げた。
 金現物は0655GMT時点でほぼ変わらずの1オンス=1289.60ドル。一時はユーロ安を受けて1週間ぶり安値の1279.60ドルに下げていた。  欧州中央銀行(ECB)が8日、最新の物価見通しの内容次第で6月に追加緩和を行う用意があるとの考えを示して以降、ユーロは1%超下落している。ユーロが下げてドルが上がれば、ドル以外の通貨の保有者にとってドル建ての金塊が割高になる。
 ウクライナでは親ロシア派勢力が実施した住民投票で東部の自治への賛成票が9割を占めた。
 ANZのアナリストは「相場は現時点で足踏み状態だ」と指摘。ウクライナ情勢の展開は金相場を急激に動かすほど大きくはないと付け加えた。
 INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイア氏は、投資家のウクライナ危機に対する関心が低下しつつあるようだと説明。「最悪のシナリオが具現化しないと考えているのではないか」と述べた。
 また現物市場での買いが控えめであることも金の地合いを損ねている。
 9日の統計では世界第2位の金消費国であるインドの4月の金輸入が前年同月比74%減の17億6000万ドルだったことが示された。輸入規制が原因。最大の買い手・中国では国内相場の世界指標価格に対するプレミアムがオンス当たり約3ドルに上昇。過去2カ月間はおおむね指標価格を下回っていた。それでもプレミアムは今年序盤にみられた20ドル超の水準を依然大きく下回っている。(了)

[時事通信社]
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