〔インサイト〕金現物、6週連続の上昇へ=ポルトガル銀の経営不安で(11日)
2014年7月11日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間11日朝方の金現物相場は、オーバーナイトで急騰した水準に上乗せし、約4カ月ぶりの高値近辺で取引された。ポルトガルの銀行の経営不安が株安を引き起こす一方、金は安全資産として買われ、週間ベースで6週連続の上昇に向けて推移している。
金現物は0637GMT(日本時間午後3時37分)時点で0.1%高の1オンス=1336.70ドル。前日は3月19日以来の高値となる1345ドルまで上昇し、0.7%高で引けた。
金は週間ベースで1%超上昇している。6週連続の上昇は2~3月以来の最長期間となる。
香港のある貴金属トレーダーは「マネーが株式から金に移行しているようだ。中東情勢に加え、ポルトガルのニュースも安全資産として金が買われる要因となった」と述べた。
このトレーダーによると、インドで金の輸入関税が過去最高水準のまま据え置かれたにもかかわらず、金相場が急騰したのは意外だったという。(了)
[時事通信社]
金は週間ベースで1%超上昇している。6週連続の上昇は2~3月以来の最長期間となる。
香港のある貴金属トレーダーは「マネーが株式から金に移行しているようだ。中東情勢に加え、ポルトガルのニュースも安全資産として金が買われる要因となった」と述べた。
このトレーダーによると、インドで金の輸入関税が過去最高水準のまま据え置かれたにもかかわらず、金相場が急騰したのは意外だったという。(了)
[時事通信社]
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