〔インサイト〕金現物、1300ドル超を維持=米FOMCに注目(29日)
2014年7月29日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間29日朝方の金現物相場は、1オンス=1300ドルをわずかに上回る水準で推移している。中東とウクライナにおける地政学的な緊張が金相場を支援。投資家は今週予定されている米雇用統計の発表と米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。
米連邦準備制度理事会(FRB)は29、30の両日にFOMCを開く。FRBの利上げ開始時期に関する手掛かりが示されるかどうかが焦点。FRBは30日、FOMCの最後に声明を発表する。
香港のウィンファン・フィナンシャルグループの調査責任者は「FRB会合と週内に発表される経済統計までは、金相場はレンジ内で推移するだろう。それまでは、金相場は1300ドル付近の水準を維持すると予想できる。地政学的な緊張により、そのあたりが堅固な下値支持線であるようだ」と語った。
金現物は、0619GMT時点で0.29ドル(0.02%)安の1オンス=1303.7ドル。前営業日は0.3%下落した。
他に今週予定されている主要な経済指標は米GDP(国内総生産)など。
力強い景気回復の兆候が示されれば、FRBは予想より早く政策金利を引き上げる可能性がある。金利の上昇は、利子を生まない金塊などの資産からの資金引き揚げの動きを促進するとみられる。
現物市場の需要は控えめ。相場下落を当て込んで買い手は様子見姿勢だった。(了)
[時事通信社]
米連邦準備制度理事会(FRB)は29、30の両日にFOMCを開く。FRBの利上げ開始時期に関する手掛かりが示されるかどうかが焦点。FRBは30日、FOMCの最後に声明を発表する。
香港のウィンファン・フィナンシャルグループの調査責任者は「FRB会合と週内に発表される経済統計までは、金相場はレンジ内で推移するだろう。それまでは、金相場は1300ドル付近の水準を維持すると予想できる。地政学的な緊張により、そのあたりが堅固な下値支持線であるようだ」と語った。
金現物は、0619GMT時点で0.29ドル(0.02%)安の1オンス=1303.7ドル。前営業日は0.3%下落した。
他に今週予定されている主要な経済指標は米GDP(国内総生産)など。
力強い景気回復の兆候が示されれば、FRBは予想より早く政策金利を引き上げる可能性がある。金利の上昇は、利子を生まない金塊などの資産からの資金引き揚げの動きを促進するとみられる。
現物市場の需要は控えめ。相場下落を当て込んで買い手は様子見姿勢だった。(了)
[時事通信社]
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