〔インサイト〕金現物、続伸=一時3週間ぶり高値(26日)
2015年3月26日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間26日朝方の金現物相場は、続伸している。弱い内容の米経済指標の発表を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き続きしばらくの間は金利を低い水準で維持するとの見通しが強まったことが背景。この日も続伸して引ければ、7営業日連続となる。
金現物は今月5日以来3週間ぶりの高値となる1オンス=1204.60ドルを付けた後、0739GMT時点では0.8%高の1オンス=1204.20ドルとなっている。
あるトレーダーは、ドルの一段安や弱い内容の米経済指標が金相場の上昇に一段と拍車をかける可能性があると指摘した。米経済成長が鈍化すれば、FRBによる利上げが後ずれする可能性がある。
一方、サウジアラビアによるイエメン軍事介入など、地政学的な緊張も金相場にとっては支援材料。25日には、米国主導の有志連合が過激派組織「イスラム国」の支配下にあるイラク北部の要衝ティクリートの奪還作戦を支援するため、空爆を開始している。(了)
[時事通信社]
金現物は今月5日以来3週間ぶりの高値となる1オンス=1204.60ドルを付けた後、0739GMT時点では0.8%高の1オンス=1204.20ドルとなっている。
あるトレーダーは、ドルの一段安や弱い内容の米経済指標が金相場の上昇に一段と拍車をかける可能性があると指摘した。米経済成長が鈍化すれば、FRBによる利上げが後ずれする可能性がある。
一方、サウジアラビアによるイエメン軍事介入など、地政学的な緊張も金相場にとっては支援材料。25日には、米国主導の有志連合が過激派組織「イスラム国」の支配下にあるイラク北部の要衝ティクリートの奪還作戦を支援するため、空爆を開始している。(了)
[時事通信社]
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