〔インサイト〕金現物、続落=米利上げ観測受けたドル高で(30日)
2015年3月30日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間30日朝方の金現物相場は、3週間ぶりの高値から続落している。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が、年内の利上げを示唆したことを受けたドル高が圧迫した。
金現物は0732GMT時点で0.9%安の1オンス=1188.65ドル。一時は1%値下がりし、1186.75ドルを付けた。
金現物は、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBがよりゆっくりとしたベースで利上げする考えを示唆したことを好感した上昇分を消す見通しだ。 イエレン議長は27日、米国の景気が継続的に回復することを前提に、「年内の利上げは正当化される」と明言した。
フィリップ・フューチャーズのアナリスト、ホビー・リー氏は「議長発言は相場の方向性を変えるかもしれず、今後は下向きに作用する可能性がある」との見方を示した。
金は、月間ベースで2カ月連続の下落となる見通し。米国の利上げ観測が地合いを悪くしていることが背景となっている。(了)
[時事通信社]
金現物は0732GMT時点で0.9%安の1オンス=1188.65ドル。一時は1%値下がりし、1186.75ドルを付けた。
金現物は、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBがよりゆっくりとしたベースで利上げする考えを示唆したことを好感した上昇分を消す見通しだ。 イエレン議長は27日、米国の景気が継続的に回復することを前提に、「年内の利上げは正当化される」と明言した。
フィリップ・フューチャーズのアナリスト、ホビー・リー氏は「議長発言は相場の方向性を変えるかもしれず、今後は下向きに作用する可能性がある」との見方を示した。
金は、月間ベースで2カ月連続の下落となる見通し。米国の利上げ観測が地合いを悪くしていることが背景となっている。(了)
[時事通信社]
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