〔インサイト〕金、下げ幅広げる展開=国債利回り上昇で(7日)
2015年5月7日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間7日朝方の金現物相場は2営業日続けて下げ幅を広げる展開となった。国債利回りの上昇で、金の魅力が損なわれた。米利上げ時期をめぐる不透明感も重しとなった。
金現物相場は0654GMT(日本時間午後3時54分)時点で、0.7%安の1オンス=1183.60ドル。前営業日は0.1%下げており、5営業日続けて1200ドルを下回っている。
欧州と米国の国債利回りは、原油相場回復に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年中にも利上げをするとの見方が広がりデフレ懸念が緩和する中で上昇している。
10年物ドイツ国債の利回りは6日、2015年の高値に上昇。一方、10年物米国債の利回りは2カ月ぶり高水準となった。
イエレンFRB議長は、当局が政策を正常化する中で、米長期金利は上昇する可能性があるなどと警告した。
ANZのアナリストらは「国債利回りが急上昇する可能性があるとのイエレン氏の発言は、金にとって重しとなっている」と指摘した。(了)
[時事通信社]
金現物相場は0654GMT(日本時間午後3時54分)時点で、0.7%安の1オンス=1183.60ドル。前営業日は0.1%下げており、5営業日続けて1200ドルを下回っている。
欧州と米国の国債利回りは、原油相場回復に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年中にも利上げをするとの見方が広がりデフレ懸念が緩和する中で上昇している。
10年物ドイツ国債の利回りは6日、2015年の高値に上昇。一方、10年物米国債の利回りは2カ月ぶり高水準となった。
イエレンFRB議長は、当局が政策を正常化する中で、米長期金利は上昇する可能性があるなどと警告した。
ANZのアナリストらは「国債利回りが急上昇する可能性があるとのイエレン氏の発言は、金にとって重しとなっている」と指摘した。(了)
[時事通信社]
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