〔インサイト〕金現物、３カ月ぶり高値＝米早期利上げ観測後退で（１８日）
2015年5月18日
【シンガポール・ロイターＥＳ＝時事】欧州時間１８日朝方の金現物相場は、５営業日続伸し３カ月ぶり高値をつけた。米経済指標が軟化し、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）がすぐには利上げに踏み切らないとの見方が高まったことが背景。
金現物相場は一時、２月以来の高値となる１オンス＝１２３２．２０ドルに急伸。その後は上昇分の一部を消し、０６４４ＧＭＴ時点では１２２９．５５ドルをつけた。５日続けて値上がりしたのは、３月以来となる。
米経済指標が軟化し、ドルが値下がりしたことなどを受けて、金相場はここ数日間支援されている。
ドルはこの日、対ユーロで３カ月ぶり安値近辺に下落。４月の米鉱工業生産指数や５月の米ミシガン大消費者信頼感指数（速報値）などの指標が弱含んだことが要因となった。
投資家らの間では、２０日に公表される米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨に注目が集まっている。フィリップ・ヒューチャーズのアナリスト、ハウイー・リー氏は、議事要旨がハト派的な内容となり米経済指標がさらに軟化した場合、金相場は１２５０ドルに上昇する可能性もあると指摘した。（了）
［時事通信社］
金現物相場は一時、２月以来の高値となる１オンス＝１２３２．２０ドルに急伸。その後は上昇分の一部を消し、０６４４ＧＭＴ時点では１２２９．５５ドルをつけた。５日続けて値上がりしたのは、３月以来となる。
米経済指標が軟化し、ドルが値下がりしたことなどを受けて、金相場はここ数日間支援されている。
ドルはこの日、対ユーロで３カ月ぶり安値近辺に下落。４月の米鉱工業生産指数や５月の米ミシガン大消費者信頼感指数（速報値）などの指標が弱含んだことが要因となった。
投資家らの間では、２０日に公表される米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨に注目が集まっている。フィリップ・ヒューチャーズのアナリスト、ハウイー・リー氏は、議事要旨がハト派的な内容となり米経済指標がさらに軟化した場合、金相場は１２５０ドルに上昇する可能性もあると指摘した。（了）
［時事通信社］
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