〔インサイト〕金現物、5週間ぶり高値=FOMC議事要旨受け(20日)
2015年8月20日
【マニラ・ロイターES=時事】欧州時間20日朝方の金現物相場は、約5週間ぶりの高値に上伸。公開された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、9月の利上げの可能性の低いことが示唆された。
議事要旨では、インフレの停滞や世界的な景気の足踏みが、利上げの大きなリスクになり得ると示唆。利上げ警戒感から下落基調にあった金相場に対しては、支援材料になった。
OCBC銀行(シンガポール)のアナリスト、バルナバス・ガン氏は「9月の利上げの可能性が後退したことを考慮すると、利上げが12月になる可能性が高い。目先は金相場に対して支援材料と言える」との見方を示した。
金現物は一時、1オンス=1141.75ドルと、7月17日以来の高値に上伸。0619GMT時点では、0.4%高の1138.50ドル。 金現物相場は、7月下旬に付けた5年半ぶりの安値の1077ドルから、約6%も値を戻している。(了)
[時事通信社]
議事要旨では、インフレの停滞や世界的な景気の足踏みが、利上げの大きなリスクになり得ると示唆。利上げ警戒感から下落基調にあった金相場に対しては、支援材料になった。
OCBC銀行(シンガポール)のアナリスト、バルナバス・ガン氏は「9月の利上げの可能性が後退したことを考慮すると、利上げが12月になる可能性が高い。目先は金相場に対して支援材料と言える」との見方を示した。
金現物は一時、1オンス=1141.75ドルと、7月17日以来の高値に上伸。0619GMT時点では、0.4%高の1138.50ドル。 金現物相場は、7月下旬に付けた5年半ぶりの安値の1077ドルから、約6%も値を戻している。(了)
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