〔インサイト〕金現物、4週間ぶり安値付近=FRB利上げ観測が重し(4日)
2015年11月4日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間4日朝方の金現物相場は横ばい。前日まで5営業日続落していたが、年内の米利上げ観測から、4週間ぶり安値付近で推移している。テクニカル面の弱さに加え、貴金属全般を押し下げてきた金上場投資信託(ETF)からの資金流出に伴う圧力に、相場は引き続きさらされる可能性がある。 金現物は0641GMT時点で、0.2%高の1オンス=1119.75ドル。オーバーナイトで付けた、10月2日以来の最安値となる1114.10ドルからはそれほど離れていない。 MKSグループのトレーダー、サム・ラフリン氏は「オーバーナイトで1119ドル近辺の支持線を割り込んだ後、足元における金相場の次の下値目標は1105ドル近辺」と分析した。 米連邦準備制度理事会(FRB)が前週、12月利上げの可能性を示唆したことも、相場の重しとなっている。(了)
[時事通信社]
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