〔インサイト〕金現物、小幅高=安全逃避の買い(25日)
2016年2月25日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間25日朝方の金現物相場は小幅高。不安定な株式市場を眺めた安全逃避の買いが入り、早い段階での下げから切り返した。新規の買いが観測されている。 アジア株式市場は、原油価格が上下する中、下落。中国株の急落で、市場の大きな変動が世界経済に打撃を与えるとの不安感が再燃した。 金現物は0658GMT時点で、0.6%高の1オンス=1236.40ドル。一時、0.7%安まで下げていた。 ある市場関係者は「原油・株式市場の不安定さや、英国の欧州連合(EU)離脱懸念がリスク回避姿勢を高める要因となっている」と指摘した。英ポンドは25日、対ドルで7年ぶり安値付近、対円で2年半ぶり安値にそれぞれ下落。この関係者は「今後数週間、金には強いモメンタムが働く」と述べた。(了)
[時事通信社]
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