〔インサイト〕金現物、下落=ドルとアジア株の上昇で(14日)
2016年4月26日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間26日朝方の金現物相場は、一時上昇したものの、ドル安や株安にもかかわらず、下落に転じた。日銀や米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定会合を控え、投資家は慎重姿勢を保っている。 0653GMT時点で0.3%安の1オンス=1234.16ドル。一時0.3%上昇した。 HSBCのジェームズ・スティール氏は「かなりの程度、ドルの値動きに影響され続けている。ドル安のほか、強材料として世界的なリスクや、石油相場の緩やかな回復が注目され、昨年の見通しと比べ、FRBの引き締めサイクルが緩んだことも支援材料となりそうだ」と語った。 MSKグループのサム・ローリン氏は1230ドル前後の下値支持線が相場の勢いを維持する公算が大きいが、上値は27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明に抑えられるとの見方を明らかにした。(了)
[時事通信社]
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