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〔インサイト〕金現物、小高い=2週間ぶり安値から回復(13日)

2016年7月13日

    【バンガロール(インド)・ロイターES=時事】欧州時間13日朝の金現物相場は小高い。早い時間帯は売り圧力で約2週間ぶり安値に沈んだが、回復している。リスク選好の改善で世界的に株価は上昇したが、金には安値拾いの買いが入った。  金現物は一時1日以来の安値となる1327.30ドルを付けたが、0650GMT(日本時間午後3時50分)時点で0.7%高の1オンス=1341ドル。前日は1.7%安で5月24日以来の下落幅を記録した。  米国の堅調な成長や主要国の金融緩和策の見通しを背景に、英国の欧州連合(EU)離脱による不透明感から打撃を受けていた投資家のリスク選好が高まり、この日のアジア株は今年の高値を試す展開となった。  香港の永豊国際の調査責任者マーク・トー氏は、短期的に下押し圧力が働くと、1330ドルのレンジは強気筋にとって非常に良い起点となり得るが、上値を追うことはためらわれると分析。「中長期的に金は上昇するが、手じまいが出て、今後数日で1300ドルまで押し下げられても驚きではない」と指摘した。(了)

[時事通信社]
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