〔インサイト〕金現物、軟調=株高などで(15日)
2016年7月15日
【バンガロール・ロイターES=時事】週末15日欧州時間朝の金現物相場は軟調。アジア株が9カ月ぶり高値に上伸、ドルも堅調に推移し、全体的なリスク地合いが改善する中、安全資産とされる金は売られた。 中国の経済指標が予想を上回ったことで、リスク志向が強まった。ドルも対円で今週、5%以上上げている。 金現物は0700GMT(日本時間午後4時)時点で、0.2%安の1オンス=1332.70ドル。週初からは2.5%安で、週ベースでは5月末以来の下落となりそうだ。 シンガポールに拠点を置く金取引会社ゴールドシルバー・セントラルのブライアン・ラン社長は「金相場は一息ついた格好だ。今年は十分堅調に推移しており、上昇スピードが速過ぎた」と指摘。「下落は妥当だ。現時点で株高も進行している」と話した。(了)
[時事通信社]
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