〔インサイト〕金、小高い=米FRB金利据え置き受けたドル安で(28日)
2016年7月28日
【バンガロール・ロイターES=時事】28日朝の金現物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利据え置きを受けドル安となる中、小高く推移した。2週間ぶり高値を付けた前日の上げを維持している形だ。 FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、米経済見通しに対する目先のリスクは後退したとした上で、年内利上げの可能性を示唆した。しかし、次回9月の会合で利上げに踏み切るかどうかについては、明言しなかった。 金は0715GMT(日本時間午後4時15分)時点で、0.2%高のオンス当たり1341.60ドル。前日は14日以来の高値となる1342.18ドルまで上昇した。米市場の金先物は1.1%高の1341.40ドル。 BNPパリバの調査部門責任者は、金現物が今月付けた2年ぶり高値を突破し、1400ドルの水準を試す可能性があると予想。「金はFRBが利上げに踏み切って初めて下落するだろう。そうでなければ上昇を続ける」との見方を示した。(了)
[時事通信社]
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