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〔インサイト〕金現物、下落=ドルの回復で(1日)

2016年8月1日

    欧州時間1日朝の金現物相場は下落。前営業日は1%超上昇し、約3週間ぶりの高値を付けた。先週末発表の米国の実質GDP(国内総生産)が失望する内容だったため、下落していた米ドルが回復したことが要因。  金現物は0643GMT(日本時間午後3時43分)時点で0.3%安の1オンス=1347.01ドル。前営業日は7月12日以来の高値となる1355.10ドルを付けた。  米商務省が先月29日に発表した4~6月期の実質GDPは、前期比1.2%増にとどまり、予想を大幅に下回った。  ドル指数は0.1%上昇して95.673となった。前週末は7月5日以来の低水準となる95.384を付けたが、回復した。  山東ゴールドグループの主任アナリストは「金相場は5日の米雇用統計を控えてさらに慎重になるだろう」と指摘。「雇用統計が悪いのなら、人々の米経済見通しが劇的に変化する。雇用統計が比較的良かったら、さえないGDP統計は相殺されるかもしれない」と分析した。(ロイターES時事)

[時事通信社]
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