〔インサイト〕金現物、小幅高=米利上げ観測後退で(13日)
2016年9月13日
13日の欧州時間朝方の金相場は小幅高。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言を受け、来週の米金利引き上げ観測が後退したのが背景。 金現物は0656GMT(日本時間午後3時56分)時点で、約0.1%高の1オンス=1328.50ドル。米先物は0.5%高の1332.20ドル。 FRBのブレイナード理事は12日、FRBがあまりに早い時期に米経済への支援策を除外するのは避けるべきだと指摘。この発言により、FRBが来週、政策金利を据え置くとの見方が強まった。 ICBCスタンダード銀行の池水雄一氏は「ブレイナード理事の発言は他のFRB当局者のタカ派的な見方とバランスが取れている」と指摘。その上で、「来週のFRBの金融政策決定会合まで大きな動きは見られないと思う」と語った。
[時事通信社]
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