〔インサイト〕金現物、軟化(15日)
2016年9月15日
15日欧州時間朝方の金現物相場は、前日6営業日ぶりに反発した後を受け軟化した。0730GMT(日本時間午後4時半)時点で0.3%安のオンス当たり1318.96ドル。米先物は0.3%安の1322.60ドル。 NABのアナリスト、ビアンヌ・レイ氏は、「市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げの可能性を低く見積もっているが、12月利上げの可能性は高いとの確信が強まっているようだ」と指摘した。 さらに、「市場は数週間前よりも変動が大きくなっている」とし、「全般的な金相場のトレンドは下振れ」と予想した。 その上で同氏は、金相場は年末までに1300ドルを下回り、来年末には1100ドルに下落するとの見通しを示した。 金利が付かず、ドル建て資産である金相場は、米利上げに非常に敏感。米利上げはドル高を招くほか、金の保有コストを高めることになる。(ロイターES時事)
[時事通信社]
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