〔インサイト〕金現物、反落=週間では2カ月ぶり上げ幅へ(23日)
2016年9月23日
欧州時間23日朝の金現物相場は小反落した。ドル高が背景。ただ、このまま推移すれば、週間ベースでは約2カ月ぶりの大きな上げ幅となる見通し。 金現物は0732GMT(日本時間午後4時32分)時点で、0.2%安の1オンス=1334.71ドル。週間では約2%高と、7月末以来の大きな上げ幅となる見通し。 香港のリーチョン・ゴールド・ディーラーズの主任ディーラー、ロナルド・レオン氏は「金相場は今後数週間、おおむねレンジ内の値動きとなる可能性が高い」と指摘。「次回の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合まで、相場は押し上げられるだろう。11月の米大統領選前にFRBが動くとは考えていない」と語った。 INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイア氏は「世界的に堅調な株式市場やドルの安定化の兆しにより、金相場の潜在的な力強さは少しずつ弱まり始める可能性がある」との見方を示した。(ロイターES時事)
[時事通信社]
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