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　　 　【バンガロール（インド）ロイターＥＳ＝時事】欧州時間２７日朝の金現物相場は株価の反発を受け、小幅下落した。米大統領選候補者のテレビ討論会で民主党のクリントン前国務長官が共和党のトランプ氏に勝利したとの見方から、投資家がリスク資産に買いを入れたとみられる。 　金現物相場は０５５４ＧＭＴ（日本時間午後２時５４分）時点で０．２％安の１オンス＝１３３４．４１ドル。７営業日ぶりに反落している。 　オーストラリア・ニュージーランド銀行のアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は「テレビ討論会に突入し、金市場でのポジション取りはいずれの方向にも活発でなく、かなり中立的だった。初回討論会に続く動きは、比較的鈍くなると考えている」と話した。 　同時に、米大統領選の結果を受けたリスクオン相場が短期的に金相場の重しになる可能性があるとも指摘した。 　アナリストは、トランプ氏が低金利に反対する姿勢を示していることから、同氏が１１月の選挙で勝利した場合、ドル高となり金相場が圧迫されるとみている。（了）

［時事通信社］