〔インサイト〕金現物、軟調=株、ドル高が重し(14日)
2016年10月14日
【バンガロール・ロイターES=時事】欧州時間14日朝の金現物相場は軟調。株価が上昇した上、米国の早期利上げ観測増大でドルも上伸したことが重しとなった。 0715GMT時点で、金現物は0.2%安の1オンス=1255.50ドル。週間ではほぼ横ばいとなる見通し。 リー・チョン・ゴールド・ディーラーズ(香港)のロナルド・ロン氏は、米大統領選をめぐる懸念が若干あると指摘。民主党候補のヒラリー・クリントン氏が勝利した場合、ドル高が進み、金は押し下げられる可能性があるという。 市場は、米国で14日に発表される小売売上高と、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が行う講演に注目している。 INTL・FCストーンのエドワード・メイア氏は「FRBの利上げ方針は変わらないとみている。結果として、ドルは年末に向けて上昇し、金相場にとっては株安という追い風を打ち消すだろう」と話した。(了)
[時事通信社]
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