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　　 【シドニー・ロイターＥＳ＝時事】欧州時間２８日朝のロンドン金属取引所（ＬＭＥ）の銅相場は続伸。上海先物取引所の銅先物の上昇に足並みをそろえた。中国の現物需要が上向くとの期待感が背景。 　ＬＭＥの銅３カ月物相場は０７００ＧＭＴ（日本時間午後４時）時点で０．０７％高の１トン＝４７９３．５０ドル。 　上海先物取引所の銅先物相場は１．２％高の１トン＝３万８２７０元で終了した。 　オーストラリア・ニュージーランド銀行のアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は、銅精鉱市場にいくらかの弱さが持続する中、銅相場の上昇余地は短期的には限られる見込みだと述べた。ただ、供給の伸びが弱まり始めた兆しがあるとして、「中国の輸入が増えるとの予想と合わせて考えれば、相場は引き続きよく下支えられるだろう」との見方を示した。 　国内需要の増加を受けて中国の実需筋は今後数カ月間で銅をより多く輸入する見込み。 　ゴールドマン・サックスによると中国の非鉄金属需要は２０１７年に伸びる公算が大きい。ゴールドマンはオーバーナイト時間帯に１６年の銅相場見通しを、これまでの平均４５６５ドルから３％引き上げて４６９３ドルとした。 　ＬＭＥ指定倉庫の銅在庫が直近で３３万１４５０トンと、９月下旬以来１２％余り減少したことも銅相場を支えている。（了）

［時事通信社］