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〔インサイト〕亜鉛、供給懸念で5年ぶり高値=銅は1カ月ぶり高値(1日)

2016年11月1日

   シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間1日朝のロンドン金属取引所(LME)では、亜鉛相場が4営業日続伸し、5年超ぶりの高値を付けている。スイス資源大手グレンコアがオーストラリアの鉱山1カ所を閉鎖すると発表し、供給をめぐる懸念を理由に買われた。  LME亜鉛3カ月物は0710GMT(日本時間午後4時10分)時点で0.5%高の1トン=2485ドル。2011年8月以来の高値を付けた。  銅相場は約1カ月ぶりの高値。中国の需要見通し改善が支援材料になった。  アナリストは石炭価格上昇に伴う生産コスト高が非鉄金属相場を押し上げていると指摘した。  CRUのアナリスト、クリス・ウー氏は「石炭価格上昇を受け発電コストが増えたことによって、今回の相場上伸が起きた」と指摘した。  アナリストによれば、銅相場は最大消費国・中国での景気刺激策が買い材料になっている。今後数カ月、旺盛な国内需要を背景に、中国への輸入はさらに増える見通し。  LME銅3カ月物は7営業日続伸し、0.4%高の4872.50ドル。上海先物取引所の銅相場は0.8%高の3万8720元で引けた。(了)

[時事通信社]
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