〔インサイト〕金、小幅上昇=10カ月ぶり安値から戻す(1日)
2016年12月1日
欧州時間1日朝の金現物相場は上昇。序盤に10カ月ぶりの安値を付けたが、ドルが下げたことで切り返した。ただ、米追加利上げ観測の強まりから、上値は重い。 0711GMT時点で、金現物は0.25%高の1オンス=1175.36ドル。序盤に2月5日以来の安値、1163.45ドルを付けた。 ドル指数はこの日、0.26%安の101.240となった。 永豐金融(香港)のマーク・トゥー氏は「金は米金融政策とドルの動向に影響されやすくなっている」と指摘。「投資家の間では、物価とドルが上昇するとの観測が強まっている。さらに、(金利がつかない)金を保有することによる機会損失も拡大している」と話した。 米大統領選で勝利したトランプ氏の政策が物価を押し上げるとの観測から、米長期金利は上昇している。 また、市場では連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利上げする確率は9割程度と見込まれている。(ロイターES時事)
[時事通信社]
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