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　　 　欧州時間１４日朝方の金現物相場はほぼ横ばい。投資家は、利上げが広く予想されている米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の開始待ちとなっている。 　永豊金融集団（香港）の調査責任者、マーク・トー氏は「現時点で利上げはサプライズにはならず、（利上げに対する）過剰反応はありそうにない」と指摘。「人々は利上げのペースが予想より速まるかどうかの手掛かりを探すだろう」と語った。 　金現物は０５５３ＧＭＴ時点でほぼ変わらずの１オンス＝１２０３．３２ドル。米市場の金先物もほぼ横ばいの１２０２．８ドル。 　投資家はまた、１５日のオランダ下院選にも注目している。欧州連合（ＥＵ）懐疑派の政党が政権に就く可能性は小さいとみられる。 　トー氏によると、欧州での政治的リスクやトランプ米大統領の不明確な政策が支援材料となり、金相場は今後数週間、１２００～１２５０ドルのレンジで取引される可能性がある。（ロイターＥＳ時事）

［時事通信社］