〔インサイト〕金現物、小幅高=米中首脳会談控えリスク選好度低下(5日)
2017年4月5日
欧州時間5日朝の金現物相場は小幅上伸している。米中首脳会談を前に高リスク資産を選好する姿勢が後退し、前日付けた約1カ月ぶりの高値に近い水準を維持している。 市場は米利上げペースの手掛かりを求めて、この日発表される3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を注視している。 金現物相場は0744GMT(日本時間午後4時44分)時点で0.1%高の1オンス=1256.38ドル。 前日は2月27日以来の高値となる1261.15ドルを付けたが、200日移動平均線を超えて引けることができなかった。 OANDAの主任市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏は「この水準を上抜けられなかったのは、今年3度目だ」と指摘。さらに「金相場の方向性はドル相場の動向に左右されているのであって、金単独で決まるものではないということが明確になりつつある」と説明した。(ロイターES時事)
[時事通信社]
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