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〔インサイト〕金現物、堅調=弱い米統計や北朝鮮情勢懸念で(15日)

2017年5月15日

    欧州時間15日朝の金現物相場は、堅調に推移している。予想より弱い内容だった米経済統計と先週末の北朝鮮のミサイル発射がドルを圧迫した。  金現物相場は0726GMT(日本時間午後4時26分)時点で0.3%高の1オンス=1232.45ドルと、100日移動平均をわずかに上回る水準。前営業日12日は0.3%上昇した。  北朝鮮は15日、中長距離ミサイルの発射試験が14日に実施され、成功したと発表した。「大型重量核弾頭」の装着能力の検証が目的だったという。  オーストラリア・ニュージーランド銀行のアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は「北朝鮮のミサイル試験は金を下支えている。ただ現時点では投資家が過度に心配する状況に達していないのは明らかだ」と指摘。「米・北朝鮮関係はここしばらく問題になっている。トランプ大統領の登場で市場の不透明さが幾分増した。よって投資家はこれまでよりもこの問題の展開への警戒を強めている」と説明した。  12日発表された米統計は4月の小売売上高の前月比伸び率が0.4%と予想を下回った。  アルゴノート・セキュリティーズのアナリスト、ヘレン・ラウ氏は「統計は米経済の減速傾向を指し示しているようだ。より強い統計が出ない限り、年内にあと2回超の利上げがある可能性はあまり高くない」と語った。(ロイターES時事)

[時事通信社]
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