〔インサイト〕金現物、ほぼ変わらず=米FOMC待ち(13日)
2017年6月13日
【ベンガルール(インド)ロイターES=時事】欧州時間13日朝の金現物相場はほぼ変わらず。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合の開催を控えて、市場関係者は慎重な姿勢を維持した。連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRBの年内の金利政策方針に関する手掛かりが示される公算が大きい。 金現物相場は0805GMT(日本時間午後5時05分)時点で、0.1%安の1オンス=1264.01ドル。一時は1262.61ドルと、2日以来の安値を付けた。 香港のリー・チョン・ゴールドディーラーズの主任ディーラー、ロナルド・ロン氏は「彼ら(FRB)がタカ派的な姿勢を示さなければ、金はしばらくの間は横ばいとなるかもしれない。なぜなら、市場には買い持ちがやや多すぎるように見えるからだ」と分析した。 またロン氏は、今回のFOMCでの利上げ決定は確実だが、人々はFRBが9月か他の時期に追加利上げする可能性があるかに関する手掛かりが示されるのを待っていると指摘した。(了)
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース