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〔インサイト〕金現物、3週間ぶり高値=ドル安が支援(21日)

2017年7月21日

    【ベンガルール(インド)ロイターES=時事】欧州時間21日朝の金現物相場は上昇し、3週間ぶり高値を付けた。ドルが13カ月ぶり安値に落ち込んだことが要因となった。週間では2週連続の上昇となる見通し。  金現物は0732GMT(日本時間午後4時32分)時点で、0.2%高の1オンス=1247.17ドル。一時は1248.30ドルと6月29日以来の高値を付けた。週間では約1.5%高。  MKS・PAMPグループのトレーダー、サム・ラフリン氏はメモで、「ドル安は引き続き金を現在の水準付近で下支えするだろう」と指摘した。  シンガポールのOANDAのアジア太平洋地域トレーディング責任者、スティーブン・イネス氏は「現在相場を動かしているのは、米国の政治リスクからの影響だ」と語った。  米共和党の度重なる医療保険制度改革(オバマケア)の見直し失敗や、トランプ大統領のロシアとのつながりをめぐる捜査は、6カ月が過ぎたトランプ氏の政権運営に影を落としている。  ロイター通信のテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏は、金は1オンス=1250ドルの上値抵抗線を突破すれば、1261ドルまで上昇する展開になると分析した。(了)

[時事通信社]
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