〔インサイト〕金現物、3日続伸=地政学的懸念で(18日)
2017年8月18日
【ベンガルール(インド)ロイターES=時事】欧州時間18日朝の金現物相場は3営業日
続伸。米国政治に関する不透明感やスペイン・バルセロナでのテロ事件を受け、アジアの株
式相場が下落する中、安全資産への買いが入った。 金現物相場は0703GMT(日本
時間午後4時3分)時点で、0.3%高の1オンス=1291.65ドル。 永豊金融集
団(香港)の調査責任者、マーク・トゥー氏は「トランプ米政権、地政学的な緊張、外交的
危機を含むリスク要因が全て、現在進行している。リスク要因については今のところ、解決
されたと考えたり、軽視されていると認識したりすることはできないと思う」と述べた。
同氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)が実施するとみられる金融引き締め策が上値を
抑える中、中期的に金相場は1200ドルから1300ドルのレンジで推移する可能性があ
る」と語った。 ロイター通信のテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏によると、金現物
は1291ドルの上値抵抗線に直面しており、この水準を下回って推移するか、1271ド
ルの下値支持線に向け、再び値を下げる可能性があるという。(了)
[時事通信社]
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