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〔インサイト〕金現物、下落=良好な米中指標を受けたドル高(31日)

2017年8月31日

    【ベンガルール(インド)ロイターES=時事】欧州時間31日朝の金現物相場は下落。米 国と中国の良好な経済指標を背景としたドル高が下押し要因となった。ただ、北朝鮮情勢の 緊迫化で安全資産とされる金の下げ幅は縮小し、主要な節目の1300ドルを上回った水準 で取引されている。  金現物相場は0638GMT(日本時間午後3時38分)時点で、 0.4%安の1オンス=1303.11ドル。月間では3%近く上昇する見通し。  OA NDAのシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏は「金は月末のドル資金の流れにい くらか左右されるだろう。テクニカル面では、下値支持線である1284.00ドルの水準 を維持している限り、前向きな見方だ」と述べた。  OCBCは、北朝鮮情勢に関し「現 在のこう着状態が早期に解消しなければ、金はしばらく1300ドルより上の水準を維持す る可能性がある」と指摘した。  同社は年末の相場見通しを従来の1200ドルから12 50ドルに上方修正。「上方修正はしたが、われわれが予想する米国の年内0.25%の追 加利上げを考えれば、金は10~12月期にかけて下落基調になるのではないか」としてい る。(了)

[時事通信社]
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