〔インサイト〕金現物、下落=ドル高が重し(21日)
2017年12月22日
欧州時間21日朝の金現物相場は下落。一時2週間ぶり高値を付けたが、ドルが小幅上昇したため値を下げた。 金現物は0816GMT(日本時間午後5時16分)時点で、0.1%安の1オンス=1265.02ドル。一時は1268.26ドルと6日以来の高値を付けた。米先物2月きりは0.1%安の1268.30ドル。 シンク・マーケッツの主任市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「金相場軟化の主要因はドル高だ」と述べた。この日の日銀の黒田東彦総裁の発言を受けて、日銀は大規模金融緩和策からの脱却を急がないとの見通しが一段と強まったため、ドルは対円で小幅上昇した。 香港に拠点を置くトレーダーは、季節需要やテクニカル要因で、金は一時2週間ぶり高値を付けたと指摘した。MKSPAMPのトレーダー、サム・ラーフリン氏はメモで、1269.50ドル付近の200日移動平均を上抜けることができていないと指摘した。(ロイターES時事)
[時事通信社]
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