〔インサイト〕金現物、上伸=ドル安受け(31日)
2018年1月31日
欧州時間31日朝の金現物相場は、対主要通貨でのドル安を受け上伸。市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を待ちたいとのムードが広がっている。 金現物は0738GMT(日本時間午後4時38分)時点で、0.4%高の1オンス=1343.51ドル。前日は一時、23日以来の安値となる1334.10ドルを付けた。 OANDAのスティーブン・イネス氏は「イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は政策の修正を視野に入れた、想定以上にタカ派的な発言をする可能性がある。金の弱気派は、そうした動きに乗じるかもしれない」と指摘。3月の利上げは想定内だが、利上げペースの変更は、金にとってリスク要因になり得るとの見方を示した。 月間では3カ月連続の上昇となる見通し。現時点で3.1%上昇と、昨年8月以来の高い伸びを示している。上昇の背景はドル安によるところが大きい。 市場は、2月2日発表の米雇用統計にも注目している。(ロイターES時事)
[時事通信社]
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