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〔インサイト〕金、3週間ぶり安値=ドル高が重し、FRB議長証言待ち(1日)

2018年3月2日

欧州時間1日朝の金現物相場は下落し、3週間ぶり安値を付けた。ドル高が重しとなったほか、市場関係者はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の2回目の議会証言(上院銀行委員会)を待っている。  金現物相場は0744GMT(日本時間午後4時44分)時点で、0.3%安の1オンス=1313.81ドル。一時は1312.26ドルと2月9日以来の安値を付けた。週間では1%超下落している。  主要通貨バスケットに対するドルの動向を示す、ドル指数は横ばいの90.617。一時は90.744と1月19日以来の高値を付けた。  香港のトレーダーは、「ドル高が引き続き金を圧迫している。ただ、株価の下落が(金属相場を)幾分下支えた」と語った。  パウエル議長の米経済に対するタカ派的スタンスがドルを支えている。金市場はパウエル氏による2回目の議会証言に注目している。  OANDAのトレーディング責任者、スティーブン・イネス氏は「パウエル議長がタカ派的なトーンを和らげる可能性はあるが、タカ派姿勢を維持した場合、米金利が上昇し、ドルが若干上げ、金相場がさらに下落する可能性がある」と指摘した。(ロイターES時事)

[時事通信社]
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