〔インサイト〕金現物、下落=ドル安や貿易摩擦懸念で(31日)
2018年5月31日
【ベンガルール(インド)ロイターES=時事】欧州時間31日朝の金現物相場は上昇。ドルが今週付けた6カ月半ぶりの高値から下落したほか、米中貿易摩擦をめぐる懸念が支援材料となった。 金現物は0652GMT時点で、0.4%高の1オンス=1305.87ドル。 OCBCのアナリスト、バルナバス・ガン氏は「金相場は、ドルの動きに大きく影響を受ける。オーバーナイトのドルの推移は、けさ金相場が上昇した理由をはっきりと物語っている」と述べた。 ドル指数は、0.3%下落し、93.873。29日に95.025と昨年11月初旬以来の高値を付けた。 同氏は「金相場は依然、リスク回避の動向や米中貿易摩擦、米朝首脳会談の実現可能性をめぐるニュースによって大きく左右される。不透明感が大きなけん引役となる」と指摘した。(了)
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース