〔インサイト〕金現物、上伸=月間では大幅安に(29日)
2018年6月29日
【ベンガルール・ロイターES時事】欧州時間29日朝の金現物相場は上伸。前日には6カ月超ぶりの安値を付けたが、ユーロが買われ、ドルが最近の高値から値を消したのが背景。ただ、月間ベースでは1年7カ月ぶりの下落率を記録する見通し。 金現物は0649GMT(日本時間午後3時49分)時点で0.3%高の1オンス=1250.98ドル。前日には2017年12月13日以来の安値となる1245.32ドルに沈んだ。 シンガポールのゴールドシルバー・セントラルのマネージング・ディレクター、ブライアン・ラン氏は、ドルがなお堅調なため、金相場下落を予想していると説明。「金相場は軟調で、市場関係者は現時点での金投資を検討していない」と述べた。 金現物は今週これまでに1.4%安で、3週間連続で下落する見通し。月間ベースでは約3.6%安。 一方、MKS・PAMPグループのティム・ブラウン氏は文書で「一部市場関係者は、最近の下落局面の底に近づいている可能性があると感じている」と指摘した。(了)
[時事通信社]
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