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〔インサイト〕金現物、下落=中銀会合控えてドル高が重し(30日)

2018年7月30日

 【ベンガルール・ロイター時事】欧州時間30日朝の金現物相場は下落。主要中央銀行の金融政策会合や米個人消費支出(PCE)物価、米雇用統計の発表を今週控える中、ドルが主要通貨に対して上昇したことが金の重しとなった。  金現物は0656GMT(日本時間午後3時56分)時点で、約0.3%安の1オンス=1219.70ドル。  ドルは人民元に対して13カ月ぶり高値に上昇した。香港のトレーダーは、「ドル・人民元相場が金を圧迫している。今週多くの中央銀行が会合を開催するが、われわれにとって重要なのはおそらく、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合だ。日銀の会合が、明日のドル円相場を若干動かすだろう」と分析した。  米連邦準備制度理事会(FRB)は31日、8月1日に開くFOMCで、緩やかな利上げ見通しを再確認すると予想されている。  利上げはドル相場や米国債利回りを上昇させる傾向があり、そうするとドル以外の他通貨の保有者にとって金は割高になり、利子を生まない金の魅力はそがれてしまう。  市場関係者はまた、日銀の会合で金融政策を転換する可能性が示されるか注目している。(了)

[時事通信社]
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