〔インサイト〕金現物、下落=米中の貿易摩擦に懸念(3日)
2018年9月3日
【ベンガルール(インド)ロイター時事】欧州時間3日朝の金現物相場は下落。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉における米国とカナダの2国間協議が行き詰まったことを受け米国と中国の貿易摩擦が激化するとの懸念が高まり、ドル相場は上昇していた。 金現物は0708GMT時点で0.2%安の1オンス=1198.43ドル。一時1195.36ドルまで下げた。 報道によると、トランプ米大統領は側近らに対し、2000億ドル相当の輸入中国製品に対し、意見公募が締め切られる6日の直後にも上乗せ課税を課す準備ができていると語った。 山東黄金集団の主任アナリストは「(米国による新たな)関税が今週に課されれば、金相場は1180ドル前後まで一段安になる」と指摘。一方で「多くの実需筋はこの水準での買いに関心があり、好ましいレンジだ」との見方を示した。(了)
[時事通信社]
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