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〔インサイト〕金現物、上昇=米利上げは材料視されず(27日)

2018年9月27日

 【ベンガルール・ロイター時事】欧州時間27日朝の金現物相場は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げはほとんど材料視されなかったが、イタリアの新政権の混乱をめぐる報道を受けてドルが上昇したため、金の上げ幅は限られた。  金現物は0815GMT(日本時間午後5時15分)時点で、0.1%高の1オンス=1195.61ドル。前日は1190.13ドルと11日以来の安値を付けた。  OANDAのアジア太平洋地域トレーディング責任者、スティーブン・イネス氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)が過度にタカ派的な声明を出さなかったことは、新興国通貨市場では好ましい材料として受け止められた。これを受けて、金は極めて慎重な取引となっている」と指摘した。  INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイヤー氏は「FRBの声明はほとんどドル相場に影響を及ぼしていないため、今後1、2週間でドルが再び小幅下落して、金相場の支援材料となる可能性がある」と話した。(了)

[時事通信社]
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