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〔インサイト〕金現物、上昇=ドル安で(4日)

2018年12月4日

 【ベンガルール・ロイター時事】欧州時間4日午前の金現物相場は上昇。米国と中国の貿易戦争が一時休戦で合意したことを受けて、ドルが下落したことが好感された。  金現物は0658GMT(日本時間午後3時58分)時点で、0.5%高の1オンス=1237.21ドル。一時、1238.20ドルと10月26日以来の高値を付けた。  ドルは4日、対主要通貨で下落した。米中貿易摩擦の緩和を受けて、投資家のリスク選好の動きが強まった。米国債利回り低下もドルの圧迫要因。  アナリストは、市場の焦点が米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に移ると見込んでいる。市場では、12月18、19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定が予想されている。  金市場は4月に付けた高値から約10%下落している。米金利が上昇し、米中貿易摩擦が続く中、安全な投資先としてのドル需要がある。(了)

[時事通信社]
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