〔インサイト〕金現物、上昇後値を消す=米中協議の発表受け(4日)
2019年1月4日
【ベンガルール・ロイター時事】欧州時間4日朝の金現物相場は上昇。序盤に1オンス=1298.42ドルと昨年6月半ば以来、約6カ月半ぶりの高値を付けた。ただ、世界的な景気減速が懸念される中、中国政府が米国との貿易協議を開くと発表したのを受け、アジア各地の株価や米ドル相場が持ち直すと、安全資産とされる金はおおむね値を消した。 金現物は0621GMT(日本時間午後3時21分)時点で、0.2%高の1295.55ドル。 中国商務省は4日、米通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表率いる代表団が「前向きで建設的な協議」を行うため、7、8の両日に訪中すると発表した。 SMCコムトレードで商品部門の調査を担当するアシスタント・バイス・プレジデント、バンダナ・バーティ氏は「すべての経済指標で、貿易摩擦による悪影響が出ており、米中貿易協議のニュースは両国にとって好ましい」と述べた。(了)
[時事通信社]
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