〔インサイト〕金現物、しっかり(27日)
2019年2月27日
欧州時間27日朝の金現物相場はしっかり。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が政策金利の利上げに忍耐強く取り組む姿勢を改めて示し、ドルが3週間ぶりの安値近辺で推移したことが背景。パラジウムは1550ドル付近で推移している。 金現物は0741GMT(日本時間午後4時41分)時点で、0.1%安の1オンス=1327.26ドル。 ドルの対主要通貨バスケット指数は96.117。前日は0.4%安の95.948と、5日以来の低水準だった。 永豊貴金属(香港)の調査責任者マーク・トー氏は「金は、特にFRBの政策スタンスが示された後には、1300ドルで極めて良いサポートがあった」「現状で投資家はFRBの政策運営の方向をめぐり非常に多様な見方を持っている。ただ、忍耐強く、統計データに依拠する政策姿勢は、金に取っては好材料だ。今年は、1300~1400ドルが妥当なレンジだ」と述べた。 パラジウムは0.5%安の1551.89ドル。前日は1565.09ドルと、最高値を付けた。(ロイター時事)
[時事通信社]
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