〔インサイト〕金現物、横ばい(29日)
2019年3月29日
欧州時間29日午前の金現物相場は横ばい。主にドル高や株価の影響を受けて、月間ベースの下落率は2018年8月以来の大きさとなる見込み。 金現物は0620GMT(日本時間午後3時20分)時点で、横ばいの1オンス=1290.34ドル。前日は約1.5%安だった。 週間ベースでは4週間ぶりの下落となる見通し。月初来では約1.7%安。ただ、四半期ベースでは2四半期連続の上昇となる見込み。米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派姿勢や、世界経済の減速懸念が相場を下支えた。 米中貿易交渉は28日に再開した。OANDAの上級市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏は、「通商交渉で前向きな結果が得られれば、投資家はリスク資産に資金を振り向けるため、金は圧迫されるだろう」と指摘。「一方で、期待外れな結果となれば、株価は値下がりし、金のような安全資産に資金が移るだろう。非常に様子見ムードが強い」と語った。(ロイター時事)
[時事通信社]
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