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〔NY金市況・詳報〕小幅上昇=米中貿易摩擦再燃で(6日)

2019年5月6日

 6日の金現物相場は小幅上昇。株価が世界的に下落したことを受けた。トランプ米政権が中国からの輸入品に対する追加関税を引き上げる考えを示したことで、安全資産を選好する動きが強まった。  金現物は米東部時間午後2時22分(1822GMT)時点で、0.2%高の1オンス=1281.76ドル。  RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ボブ・ハバーコーン氏は「週末に、二つの大きな地政学的な出来事があった。一つは、米国が空母打撃群と爆撃部隊を中東に派遣すると発表したこと。もう一つは対中関税に関するニュースだ」と述べた。  同氏は、この二つの地政学的なリスクが金相場の押し上げにつながったはずだが、トランプ大統領の発言を受けてドルも上昇したことで、金の上値は抑えられたと指摘した。  米ドルは6日、主要通貨に対し上昇した。トランプ氏が中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を引き上げる考えを示したのが背景。  トランプ氏の発言を受け、世界の主要株価は軒並み下落し、原油も値下がりした。(ロイター時事)

[時事通信社]
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