〔インサイト〕金現物、上昇=米中貿易協議をめぐる不透明感で(28日)
2019年6月28日
欧州時間28日朝の金現物相場は上昇。米中貿易協議が進展するかどうかをめぐる不透明感が支援材料だった。 金現物は0540GMT(日本時間午後2時40分)時点で0.4%高の1オンス=1414.61ドル。月間では8.4%近く上昇し、2016年6月以来で最大の上昇率になりそうだ。週間では1.2%高。 大阪市で開催中の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせ、米中首脳は29日に会談する。 ANZのアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は「現在続いている米中貿易協議の緊張を受けて、金相場は下支えされている。G20首脳会議関連のイベントを前に、いくらか安全資産が買われている」と述べた。 貿易協議に絡む緊張は株価を圧迫しており、安全資産である金塊の魅力が高まった。(ロイター時事)
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース