〔インサイト〕金現物、下落=ドル高が響く(30日)
2019年7月30日
欧州時間の30日朝の金現物相場は、ドルが2カ月ぶりの高値を付けたことを嫌気して下落している。投資家は30、31日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ち。 金現物は0743GMT(日本時間午後4時43分)時点で、0.1%安の1オンス=1425.00ドル。 フィリップ・フューチャーズのアナリスト、ベンジャミン・リュー氏は「流動性が依然低い。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策に関する見解を発表するのを前に、トレーダーが手控えているもようだ」と述べるとともに、ドル高が金相場を圧迫していると加えた。 「われわれはFOMC声明のトーンや今後の利下げ回数を注視している。金融市場は今年下半期にあと2回の利下げを見込んでいる。全体的に金にとっては極めて強気だ」と語った。(ロイター時事)
[時事通信社]
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