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〔NY金〕4日ぶり反発(5日)

2020年2月5日

 【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、前日に2週間半ぶりの安値に沈んだ反動で買い戻しが優勢となり、4営業日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値は前日比7.30ドル(0.47%)高の1オンス=1562.80ドル。  英スカイニューズ・テレビは5日、中国を中心に感染が拡大する新型コロナウイルスのワクチン開発について、英研究者チームが「大幅な前進」を遂げたことを明らかにしたと報道。4日には、中国の浙江大学の研究チームが新型肺炎治療に有効な薬剤を発見したと伝わり、早期封じ込めに対する期待が浮上した。  これをきっかけに、市場のリスク回避ムードは後退。世界的に株価が持ち直したほか、外国為替市場でもドル買いが進行し、ドル建てで取引される金塊の割高感につながった。また、オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が朝方発表した1月の米民間就業者数が大幅に増加したことも一時売り材料となったが、その後は安値拾いや買い戻しの動きが広がり、相場はプラス圏を回復した。  金塊現物相場は午後1時32分現在、6.585ドル高の1558.665ドル。

[時事通信社]
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