〔NY金〕5日ぶりに反発(2日)
2020年3月2日
【ニューヨーク時事】週明け2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米追加利下げ期待が強まる中で買われ、5日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値は前週末比28.10ドル(1.79%)高の1オンス=1594.80ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前週末、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念した市場の混乱を受けて緊急声明を発表し、「景気を下支えするために適切に行動する」と表明した。これを受けて、FRBの利下げ観測が広がり、金利を生まない資産である金に買いが入った。また、前週末に1カ月ぶりの安値水準となったことで持ち高調整や安値拾いの買いも入りやすかった。
外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことも追い風になった。
金塊現物相場は午後1時40分現在、16.285ドル高の1592.030ドル。
[時事通信社]
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